Bdr Sdr
インサイドセールスを実施する上で、BDRの構築・実践は欠かすことができません。 しかし、具体的にどう実施すれば良いのか分からないという方も多いのではないでしょうか。 本記事では、BDRとは何か、SDRとの違いや、どう構築し実践すれば成功できるかを解説致します。 これを読めば、インサイドセールス構築の足掛かりとすることができるでしょう。 はじめてのBDR構築を支援するサービス【導入実績150社以上】 BDRとはターゲット顧客ごとに合わせたアプローチをして商談獲得を狙う機能 BDR(Business Development Representative)とは、特定の企業をターゲットとして選定し、その企業ごとにあわせた個別のアプローチにより商談機会を創出する仕組み、ないしは組織のことをいいます。 BDRとはターゲット顧客ごとに合わせたアプローチをして商談獲得を狙う機能SDRとの違いインサイドセールスの3つのパターンBDRのメリットエンタープライズ企業の決裁者への直接的なアプローチができる既存顧客の未契約部門との契約ができるBDRのデメリット調査に時間がかかる難易度が高いBDR(インサイドセールス)の導入手順ステップ1.ビジョンを策定するステップ2.人員配置を行うステップ3.KPI(効果指標)を策定するBDRのKPI策定方法ターゲット企業の選定・調査方法BDRの具体的なアプローチ方法CxOレターイベントメール・架電BDRの成功に欠かせないサービス・ツールMA(マーケティングオートメーション)SFA(営業支援システム)/CRM(顧客関係管理)オンライン商談ツールCTI(コンピューター電話)企業情報サービスまとめBDRに取り組みたいが上手くいくか不安 具体的には、その企業の経営層や意思決定者に向けて手紙や架電をして直接的にアプローチします。 BDRはインサイドセールスの役割の一つとされています。 インサイドセールスとは、見込み顧客(リード)に対し、メールや電話などのツールを活用して非対面で行う営業機能です。 MAツールなどの発達によりマーケティングやインサイドセールスの分業制が可能になったことや、近年では新型コロナウイルスの影響で対面型の営業が難しくなったことで、インサイドセールスを取り入れる企業が増えています。 参考:インサイドセールスとは?Withコロナ時代に必須となった営業手法の基本~実践導入完全ガイド SDRとの違い インサイドセールスにはBDR以外にSDR(Sales Development Representative)という機能もあります。 SDRは、広告やセミナーを通じて得たリードに対し、電話やWeb会議で課題のヒアリングや購買意欲の醸成をし、商談化につなげるのがその役割です。 上図の通り、BDRはターゲットの選定からリードの育成、商談化まですべて行うのに対し、SDRではマーケティング担当が獲得・育成したリードをもとに商談化をし、実際に商談をする営業に受け渡します。 BDRでは、ターゲット企業ごとに戦略を立ててアプローチするので、先方の抱える課題に対しより適切な提案ができ、商談化やその先の受注する確率が高められるのが特徴です。 一方のSDRでは、マーケティング担当が獲得したリードにアプローチしていくので、BDRよりも多くの企業にアプローチすることができます。 しかしBDRと比較すると画一的なアプローチになるため、顧客によって受注確度にバラつきが生じやすくなります。 このように、SDRで面をカバーし、BDRで点を深掘っていくのがインサイドセールスの基本的な仕組みです。 インサイドセールスの3つのパターン インサイドセールスは、BDRやSDRの配置の仕方によって3つのパターンに分かれます。 分業タイプ リードの獲得・育成(マーケティング)、商談化(インサイドセールス)、商談(フィールドセールス)をそれぞれ分けて行うタイプです。 特定の業務に集中するためスキルが向上したり、リードへの対応漏れを防ぐことができ、生産性の向上が見込めます。 関与者が多く、資料請求した人と最終的な意思決定者が違うことも多い大手企業相手に特に向いた手法です。 独立タイプ 商談~受注まで含めてすべてインサイドセールスで行うタイプです。 一部門ですべて完結できるので、部門間の連携コストを抑制でき、連携ミスによる失注や受注の遅れを減らすことができます。 一方で、分業タイプと比較するとその役割が増えるため、実施の難易度は必然的に高くなります。 クロージングまでの実務経験やスキルを有した人材を確保する必要があります。 決裁者が問い合わせてくることも多くスピード感が重視される中小ベンチャー企業や、あまりコストを掛けられない低単価商材で採用されることが多いです。 混合タイプ 企業規模や地域に応じて分業・独立タイプを使い分けるタイプです。 たとえば大手企業には分業タイプ、中小ベンチャー企業相手には独立タイプとするといった形です。 企業の条件ごとにタイプを使い分けるので、その分運用難易度が高くなります。 これからインサイドセールスを導入する場合は、まずは分業タイプから始めて、それぞれの機能の最適化を果たしてからその他のタイプを検討すると良いでしょう。 BDRのメリット BDRのメリットは大きく以下の2つが挙げられます。 エンタープライズ企業の決裁者への直接的なアプローチができる既存顧客の未契約部門との契約ができる 先ほどSDRとの比較のなかで、BDRのメリットを「顧客に合ったアプローチ方法により商談化・受注率を高められる」とご紹介しましたが、詳細にどういうことかご説明します。 エンタープライズ企業の決裁者への直接的なアプローチができる 大企業やエンタープライズ企業の決裁者に直接アプローチできるのが一つ目のメリットです。 大企業の場合、現場のプレーヤーが情報収集で資料ダウンロードなどをしてリード化しても、実際の決裁者がその上司やもっと上の経営陣であることが多く、受注までつながる可能性は低いです。 彼らに上司へ打診するように促しても、なかなか動いてくれなかったり、現場と経営層では認識している課題が違っていたりして、うまく説明できなかったりします。 しかしBDRでは、直接決裁者や意思決定者に対し商談を申し込むため、上記の問題点をクリアすることができます。 SDRが行う、発生したリードに対する画一的な方法ではアプローチが難しい、大企業・エンタープライズ企業の決裁者に直接アプローチできるのは大きなメリットでしょう。 既存顧客の未契約部門との契約ができる BDRをうまく実施すれば、既存顧客の未契約部門にアプローチ、契約につなげることができます。 SDRでは、資料ダウンロードなどをしてくれたリードに対しアプローチするため、そのリードの部門・部署にだけサービスが導入されるケースが多いです。 特に大企業の場合、部門や商材によって予算が分かれていて、それぞれ導入しているサービスが異なることは珍しくありません。 しかしBDRでは、新規顧客だけでなく、既存顧客の未契約部門への導入も可能か検討しアプローチします。 契約中の部門を通じて未契約部門にアプローチできるので、より受注の可能性が高くなります。 BDRのデメリット メリットの大きいBDRですが、以下のようなデメリットも存在します。 調査に時間がかかる難易度が高い 調査に時間がかかる BDRでは、個社別に企業情報を収集しアプローチするため、その調査に時間がかかることはデメリットです。 調査に時間がかかり接触できる社数が限られるため、自社にとって本当にターゲットとすべき企業かどうかを吟味する必要があります。 具体的には、3C分析や業界の動向、企業のWebサイトや有価証券報告書などあらゆる情報を収集します。 アプローチしたい部門を決めた場合には、その部門の方が出ているWebの記事などが無いかも調べます。 このように、企業情報の収集に時間がかかるのがBDRであり、逆説的にいえば時間をかけずに通り一遍のアプローチをしても、相手にしてもらえず効果が出ません。 そればかりか、礼を欠いたやり取りをして悪い印象を与えてしまえば、今後の取引の機会が失われる可能性もあるので、慎重に事を進める必要があります。 難易度が高い BDRは難易度が高いこともデメリットであるといえます。 先述の企業情報の調査は、あらゆる手段を用いて行う必要があり、経験が足りないうちはどうしても時間が掛かってしまいます。 また経験豊富な決裁者や経営陣に対しアプローチするため、先方の企業情報や業界情報、自社サービスの深い理解、高いトークスキルやコンサルティング能力など幅広いスキルが求められます。 大企業・エンタープライズ企業相手なので受注したときのインパクトが大きい一方で、成功させる難易度が高い手法であるといえます。 下記にアプローチすべき企業を選定してくれるサービスを紹介しています。気になる方はぜひ資料をダウンロード(無料)してみてください。 参考:【DORIRU】BDR構築支援...