1On1
これから1on1ミーティングを実施する上で、このようにお悩みの管理職・マネージャーの方は多いのではないでしょうか。 本記事では、1on1ミーティングのやり方・進め方について、具体的な質問例や必要なスキル、さらに実際にご活用いただけるフォーマットもあわせてご紹介します。 こちらを読んでいただければ、1on1の具体的なやり方がわかり、実のある1on1ミーティングを実施することができるようになるでしょう。 【無料Ebook】見ながらできる 1on1実践ガイドブック(話すべきテーマから進め方まで) ※本記事はチームアップ株式会社提供によるスポンサード・コンテンツです。 1on1ミーティングの進め方ステップ1.事前準備をするステップ2.1on1ミーティングを実施するステップ3.記録(ログ)を残す1on1ミーティングで話すべき内容1.プライベート2.心身の健康状態3.部下のモチベーション4.業務・組織課題5.目標のフィードバック・支援6.キャリア・能力開発7.戦略・方針の共有1on1ミーティングに役立つテンプレート・シート1on1ミーティングの成功に欠かせない4つのスキル傾聴(アクティブリスニング)ティーチングコーチングフィードバック1on1ミーティングを成功させるための5つのポイントポイント1.部下と向き合うスタンスが大前提ポイント2.ティーチングは意識して控えるポイント3.クローズドクエスチョンとオープンクエスチョンを使い分けるポイント4.ネクストアクションを設定するポイント5.1on1を定期開催する1on1ミーティングのよくある質問|マネージャー向けQ1.部下から話す内容がないと言われてしまうQ2.忙しくてやる暇がないですQ3.あまり得意じゃない部下とどう話せば良いでしょうかQ4.時間・頻度はどれくらい必要でしょうかQ5.プライベートな内容は共有しても良いのでしょうかQ6.つい自分の意見を言ってしまうのですがどうすれば良いでしょうかプレイヤー(部下)からのよくある質問Q1.何を話したら良いか分からないQ2.忙しくてやる暇がないQ3.率直に意見を言ったら嫌な顔をされてしまい、言いたいことが言えないQ4.仕事の進捗報告ばかりで終わってしまうQ5.上司にリスケされることが多くてやる気が感じられない実践で使える!1on1の質問70例1.プライベート2.心身の健康状態3.部下のモチベーション4.現在の業務・組織課題5.目標のフィードバック・支援6.キャリア・能力開発7.戦略・方針の共有1on1のやり方を学ぶ上で役立つ参考文献まとめ【無料Ebook】見ながらできる 1on1実践ガイドブック(話すべきテーマから進め方まで) 1on1ミーティングの進め方 1on1ミーティングは以下の流れで行います。 ステップ1.事前準備をするステップ2.1on1ミーティングを実施するステップ3.記録(ログ)を残す まずは実施前に事前準備をし、その内容を基に1on1ミーティングを実施する。そしてやって終わりではなく、記録(ログ)を残して次回以降の運用に活かしていく。 手順としてはたったこれだけです。 続いて、各ステップごとで何をするのかを見ていきましょう。 ステップ1.事前準備をする 1on1ミーティングの実施の前に必ず事前に準備をしてから臨むようにしましょう。 事前準備をせずに臨めば、うまく部下から話を引き出せずに、いまいち効果を実感できずに終わってしまうでしょう。 事前準備で行うことは以下の通りです。 1on1を実施する目的を共有する日程調整 / 開催場所の設定アジェンダを用意する 以下の記事でも詳細に解説していますので、実施前にこちらを確認してから1on1に臨んでいただければと思います。 参考:事前準備で成否が決まる!1on1ミーティングの事前準備の必須内容 1on1を実施する目的を共有する(初回) 初めて1on1を実施する際には、必ず事前に1on1を実施する目的を共有し、なぜやるのかを部下が腹落ちしてくれるまで丁寧に説明しましょう。 まだ1on1をやったことのない部下にとって、どれだけ効果・意味があるのか実感として分かっていない状態です。また新たに業務がプラスオンされることになるので、忙しいからやりたくないというのが部下がよく思うことです。 そうしたマインドではなかなか1on1を通じて部下の考えを引き出すことは難しいので、しっかりと目的を共有し、なぜやるのかを腹落ちさせる必要があります。 日程調整 / 開催場所の設定 実施する旨を伝えたら、日程の調整と開催場所の設定を行いましょう。 最初は上司が日程調整と開催場所を決めるべきです。まだ部下は1on1に前向きな状態ではないので、部下にお願いしてもなかなか動いてくれなかったりすることが考えられます。 前向きに取り組んでいるということを伝える意味でも、最初は適切な日程・場所の場所を上司が設定したほうが失敗を避けやすくなります。 アジェンダを用意する 続いてアジェンダを用意しましょう。 こちらは必須ではないですが、念のために用意しておくと良いでしょう。 1on1は部下のための時間であるというのが大前提としてあり、上司が用意したアジェンダに沿ってすべて話を進めたのでは、部下の本当に話したいことが話せなくなってしまいます。 そのため、話題がなくなったときのために備えておく、あるいはどうしても伝えておくべきことがあるときに忘れないように、念のために用意しておくべきと捉えておけば大丈夫です。 1on1で話すべき内容については次章「1on1ミーティングで話すべき内容」にて解説します。 部下には話したいことを事前に記入フォーマットに記入してもらいましょう。基本的にその内容に沿って話を進めていきます。 ただし1回30分の1on1のために、事前の記入に1時間掛かって続かなくなるというのでは本末転倒です。実際に運用をしながら、アジェンダの記入については調整していきましょう。 ステップ2.1on1ミーティングを実施する 事前に準備した内容に沿って、1on1ミーティングを実施します。 1on1ミーティングは、大きく分けると以下の3つのブロックに分かれます(時間は全体30分の場合)。 まずプライベートの話や心身状態の確認をして、部下が自分の考えをしっかり話してくれる状態を作ります。 その上で、部下の仕事やチームの話、あるいはキャリアの話をして、今どういう状況にあって、どういう課題があって、なぜそれが起きているのかを対話を通じて導き出します。 そして、ではどうやってその課題を解決していくかのネクストアクションを部下と一緒に決めていきます。 基本的な流れは上記の通りです。実際にどんなことを話すべきかについては次章「1on1ミーティングで話すべき内容」にて解説します。 ステップ3.記録(ログ)を残す 1on1はやって終わりではなく、実施したら記録(ログ)を残しておきましょう。 記録を残すことで、以下の効果が得られます。 前回の内容が一目で思い出せる宿題事項の進捗確認ができる部下の成長記録として使える異動時に引き継げる(プライベートな情報など運用には要注意) 記録を残しておかないと、どんなことを話したか忘れてしまって、次回以降の1on1に活かすことができません。 メールやチャットで部下にログを送ったり、1on1ツールにログを入力していつでも閲覧可能な状態にする、といった方法があります。 見逃されがちな項目ですが、必ず行うようにしましょう。 1on1の記録の残し方については、以下でも詳しく解説しています。 参考:フォーマットを活用した1on1ミーティングの記録の残し方 1on1ミーティングで話すべき内容 1on1ミーティングで話すべき内容としては、以下の7つが挙げられます。 すべての内容を毎回話す必要はありません。たとえば目標やキャリアについて毎回話すのは難しいでしょう。 また重要なのは、業務の進捗確認は1on1ではやるべきではないということです。 1on1は、対話を通じて部下の内省を深め、部下の自己学習を手助けすることが大きな目的です。業務の進捗確認をしていては自己学習の促進はできないので、別途時間を設けてやるべきです。 1.プライベート いきなり業務の本題に入るのではなく、プライベートな話題から始めることで話しやすい場を作りましょう。 また相互理解を深めることで、信頼関係の構築の手助けとなります。 相手との深い信頼関係のことを、心理学用語でラポールといいます。ラポールを形成することで「何を言っても大丈夫」という安心感がもたらされますが、まさに1on1に欠かせない要素です。 <プライベートに関する質問の例> 休日はどんな風に過ごしていますか?最近ハマっていることはありますか?普段モチベーションが上がることってどんなことがありますか?仕事以外で楽しかった/辛かったことはありますか? ただし、信頼関係が構築しきれていないときに、プライベートの話をすることに抵抗感を持つ方は相当数います。 無理にプライベートの話をさせたりすることはせず、相手が話したくなさそうであればプライベートの話題はしないで良いでしょう。...