しかし、いくつもあってどれを使えばいいのか迷っている方も多いのではないでしょうか? そこで、今回は固定費無料のショッピングカートをピックアップして特徴などを紹介していきます。
ショッピングカート料金・機能比較表【2022年最新版】
月額利用料が無料の ショッピングカート12種の機能比較表
月額利用料が無料のショッピングカートサービスの代表的な12種類をピックアップして一覧表にまとめました。
月額利用料が無料の ショッピングカート12種の機能比較表1. BASEBASEを使っているECサイトの例2. STORES3. FC2ショッピングカートFC2ショッピングカートを使っているECサイトの例4. MakeShopMakeShopを使っているECサイトの例5. カラーミーショップ for ロリポップ!カラーミーショップ for ロリポップ!を使っているECサイトの例6. Yahoo!ショッピングYahoo!ショッピングを使っているECサイトの例7. moremall8. ゼロショップモールゼロショップモールを使っているECサイトの例9. ワイズカート・ゼロワイズカート・ゼロを使っているECサイトの例10. JimdoJimdoを使っているECサイトの例11. Jugem cartJugem cartを使っているECサイトの例12. fbcartfbcartを使っているECサイトの例手軽に小規模でネットショップを運営するなら、 無料ショッピングカートまとめ参考サイト
※2015年1月8日現在 当社調べ ※PayPal決済はクレジットに含めています ※クレジット・コンビニ決済や独自ドメイン取得では別途手数料が掛かる場合があります ※表の内容と異なる場合もありますので、利用前に必ずHPで確認してください
1. BASE
・デザイン設定や商品管理がシンプルでわかりやすい ・アクセス解析機能が充実している ・独自ドメインが無料で使用できる △集客は自分で行う必要がある BASEは2012年にスタートした完全無料のショッピングカートです。誰でも簡単に開設できることを目指しているBASEでは、複雑な操作は一切いらずにデザインの設定や商品管理を行うことができます。またアクセス解析が充実しており、Googleアドワーズへの7500円分のプロモーションコードがもらえる点も魅力です。 デメリットを上げるとすれば、モールへの出店などの機能はないので集客は自分でそれなりに行う必要があります。 しかしながら情報発信サイト「BASE U」を運営しており、ノウハウを学ぶには適したショッピングカートです。
BASEを使っているECサイトの例
THE NOVEMBERS OFFICIAL WEB STORE CO.NNECT.
2. STORES
・ストア運営をサポートするサービスが充実している △アクセス解析機能や独自ドメインが使えない STORES.jpはBASEと同時期の2012年に開始したショッピングカートです。 商品保管・発送代行、集荷依頼サービス、ストア名刺の作成サービスといった運営に関する無料サービスが充実しています。 BASEと異なるのは、有料版でないとアクセス解析ツールは利用できないことや、独自ドメインの設定はできないという点が挙げられます。 有料プランは決済手数料が業界最安水準の3.6%なので、売上が大きいオーナーさんにおすすめです。 有料プラン:2,178円(税込)
3. FC2ショッピングカート
・デザインカスタマイズの自由度が非常に高い ・FC2モールへの出店ができる ・決済代行会社が自分で選べる △広告が表示される FC2ショッピングカートは老舗のショッピングカートです。 ショップデザインの面では、テンプレートの数が非常に充実しておりHTML・CSSの編集もできるので、オリジナルデザインのショップを作ることもできます。 また、FC2ショッピングモールへの出店も無料で行っているほか、クレジット決済に関しては自分で決済代行会社(イプシロン、ZEUS、IPS、CREDIX、PayPal)を選ぶことができるのも珍しいポイントです。 デメリットとしては、無料版では広告が表示されてしまう点があり、広告を消したい場合には有料プランに乗り換える必要があります。 しかしながらデザイン面では自由度がとても高いので、知識のある人にはおススメのショッピングカートです。
FC2ショッピングカートを使っているECサイトの例
ふとんの川野辺
4. MakeShop
・開店講座テキストがもらえる ・ヤフオクや価格.comへの商品掲載ができる ・Facebookと連携ができる △初期費用が10,000円(税抜)かかる △モバイル端末・スマートフォンに対応していない MakeShopは格安ショッピングカートの定番であり、フリープランも用意されています。他社と違って初期費用として10,000円(税抜)がかかってしまうのが痛いですが、「開店講座テキスト」がもらえるほか、電話サポートや相談掲示板も用意しているなど、サポート面が充実しています。 また、自動集客ツール「アイテムポスト」でヤフオクや価格.comへの商品掲載ができるほか、無料ショッピングカートではめずらしくFacebookとの連携も行っており、ネットショップの商品を自動的にFacebookに掲載することができます。 しかし、無料版ではモバイル端末・スマートフォンに対応していないため、PC専用のネットショップを作る人向けのサービスです。
MakeShopを使っているECサイトの例
なめこ直売所
5. カラーミーショップ for ロリポップ!
・7世代分のデータのバックアップが自動でできる ・ライブチャットによるサポートサービスがある ・WordPressやEC-CUBEがインストールできる △ロリポップのサーバー利用料金がかかる カラーミーショップ for ロリポップ!はロリポップに搭載されているショッピングカートです。 ロリポップは格安のレンタルサーバーであり、ロリポップを利用しているユーザーは無料でカラーミーショップのサービスを一部利用することができます。そのためロリポップの利用料金が別途かかるので完全無料というのは難しいかもしれません。 しかしながら、レンタルサーバーであるため複数の独自ドメインが持てたり、ブログや利用できたりとWEBサイトとしてのサービスが非常に充実しています。また7世代分のバックアップが自動的に作成されるほか、WordPressやEC-CUBEといったオープンソースもインストールすることができます。 本業はあくまでレンタルサーバーであるため、ネットショップよりもWEBサイト運営に力を入れたい方向けのショッピングカートです。
カラーミーショップ for ロリポップ!を使っているECサイトの例
おらほの屋
6. Yahoo!ショッピング
・大手ショッピングモールへの出店ができる ・Yahoo!ショッピング向けの制作代行・運営代行を行っている会社が多い △アフィリエイト利用料やTポイントの原子負担などの費用がかかる △「Yahoo!ショッピングで買った」と認識されるので店舗のブランディングがしにくい 大手モールのYahoo!ショッピングは、2013年10月にモールへの出店が無料になりました。モールの規模はトップクラスのためモールとしての集客力は非常に高いです。また、Yahoo!ショッピング向けの制作代行や運営代行を行っている会社も多数あり、予算面に余裕のある方はよりクオリティの高いネットショップを作ることができます。 しかしながら無料と言っても、それは初期費用・月額費用・売上手数料の話です。アフィリエイト手数料やTポイントの原子負担など別途費用が掛かるため、予算面に余裕のある人向けのショッピングカートです。 参考サイト:知っておきたい!Yahoo!ショッピングの出店は本当に無料?実際にかかる費用をチェック!|Shopping Tribe
Yahoo!ショッピングを使っているECサイトの例
リヴェラール
7. moremall
・Youtube動画が掲載できる ・サイト作成とモール出店が同時にできる △新しく始まったサービスなので利用者はまだ少ない moremallは2014年7月からスタートしたネットショップ作成とモール出店が同時にできるサービスです。モール自体は文字よりも写真中心で構成されており、ウインドウショッピングのような感覚で利用できるモールになっています。また、商品登録ではYoutube動画を埋め込むことができるのもmoremallの特徴です。サイズや使い方、商品の雰囲気など、動画を使うことで商品の魅力を詳しく伝えられるのは嬉しいです。 オープンから約半年しか経っていないため他モールに比べると出店数などは劣ってしまいますが、逆を言えば今後の新機能にも期待できるサービスです。 moremallのトップページから、様々なショップに移動することができます。
8. ゼロショップモール
・機能が充実している ・ECサイト作成とモール出店が同時にできる △広告が表示される △クレジット決済を使うには条件がある ゼロショップモールはFC2同様長く続いているショッピングカートです。無料で使える機能が非常に多く、高機能なサービスとして支持されています。こちらもECサイトの作成とモール出店が同時に行うことができるため、集客も期待できます。 しかしながら、無料版では広告表示がされるほか、クレジット決済を導入するためには法人であるか、一定の売上を見込めるかといった条件があります。 機能面ではとても充実しているので、ネットショップを運営していく上で困ることは少ないでしょう。
ゼロショップモールを使っているECサイトの例
Francfranc(フランフラン)公式サイト|家具・インテリア雑貨
9. ワイズカート・ゼロ
・複数のショップを運営できる ・PC版とスマホ版で料金サービスを変えられる △商品が注文された時に3%の手数料がかかる △Z-COINという仮想通貨を使う必要がある ワイズカート・ゼロは導入実績多数のワイズカートのフリープランです。1つのアカウントで複数のショップが運営できたり、決済や配送、割引をPC版とスマホ版で別々に設定できるなど、他の無料カートではないような機能があります。 しかし初期費用や月額費用は無料ですが、残念ながら商品が注文されたときに3%の手数料がかかってしまいます。その手数料の支払いなどにはZ-COINという仮想通貨を用いており、オーナーは事前にチャージをしておく必要があります。 その点では手間や費用がかかってしまいますが、基本的な機能やサポートは充実しているので初心者でも気軽にネットショップを始められます。
ワイズカート・ゼロを使っているECサイトの例
エシレ <公式>オンラインショップ -フランスA.O.P.発酵バター専門店-
10. Jimdo
・WEBサイト+ネット販売もしたいという人向け ・SEO対策が簡単にできる △ショッピングカートとしての機能は弱い △無料ではPayPal決済のみ Jimdoはホームページ作成サービスで、ネットショップの機能も無料で利用することができます。そのためWEBサイトの作成ではサービスが充実していますが、ネットショップという面では他のショッピングカートに比べると機能が劣ってしまいます。 しかし、サイトとしてのSEO対策やデザイン面では充実しており、Youtubeの動画も埋め込むことができます。そのため、ホームページを運営しつつ、ちょっとネット販売もしたいという人向けにはぴったりのサービスです。(参考:ホームページ作成で最初に考えるべき3つのポイントと作成方法の選び方)
Jimdoを使っているECサイトの例
Ailes D’or Top Page – Ailes D’or
11. Jugem cart
・海外販路を手軽に作れる ・主要な22種類の通貨に対応 ・カラーミーで国内向けネットショップを持っている場合、在庫が一元管理できる △商品が売れた場合、販売手数料が10%かかる △英語以外が利用できないページもある カラーミーショップの姉妹サイトでもあるJugem cartは海外販路向けのショッピングカートです。2014年10月より月額利用料が無料になりました。 PayPal決済やクレジット決済が利用でき、22種類の通貨に対応しています。さらに外貨での取引でも売上は日本円で入金されるなど、国内での取引と似たような感覚で海外販路を作ることができます。 また、カラーミーで国内向けのネットショップを作った場合は、商品の一元管理も行うことができるのも特徴です。 デメリットでいうと、商品が売れたときに販売手数料が10%(税抜)かかってしまうほか、ショップの言語はデフォルトで英語であり、決済画面などの一部ページでは英語のみになっている点があります。 しかしながら、初めて海外向けのショップをつくる人にとっては、気軽に始められるようになっています。
Jugem cartを使っているECサイトの例
monomo STORE
12. fbcart
・セミナーやライブのような無形商品の販売もできる ・商品を拡散してもらえる △デザインが一種類しかない △集客施策がしにくい fbcartは、今までのショッピングカートとは少し違い、Facebook上でネット販売ができるサービスです。SNSを利用しているので商品の拡散を顧客にもしてもらえるほか、「イイね割」といった独自の割引を使うこともできます。また、セミナーやライブといった無形商品の販売をすることもできる点もfbcartの特徴です。 しかしながら、デザインは選べない点やECサイトとしての集客施策はしにくいというデメリットがあります。 メインというよりはサブで運営するくらいの方がちょうどいいかもしれません。 参考サイト:第11回 Facebookで商品販売ができるfbcart|Gihyo.jp
fbcartを使っているECサイトの例
株式会社 美水豚 – オンラインショップ | Facebook
手軽に小規模でネットショップを運営するなら、 無料ショッピングカート
・趣味の範囲や小規模でネットショップの運営をしたい ・テンプレートを使って簡単におしゃれなサイトを作りたい このふたつにあてはまる人は無料のショッピングカートを使ってみてください。無料版のメリットは、誰でも簡単にネットショップが作れるようになっていること、そして何より気軽に始められることです。 個人の趣味の範囲で運営することができますし、これからネットショップを運営したいという人にとっては低リスクで始めることができます。 参考:【低コスト×手早く】ECサイトを構築し販路を拡大するには? しかしながら、無料ショッピングカートはあくまで無料。いわば簡易版ショッピングカートです。 デザインやシステム、商品管理などでは制約がでてきてしまいます。月100万円以上売りたい!と考えている方では物足りなく感じてしまうかもしれません。 今回紹介したショッピングカートのほとんどは有料版も用意しています。本気でネットショップを運営したい方や、好調だからもっと規模を大きくしたいという方は有料版への移行、あるいは以下のような有料ショッピングカートの利用をおすすめします。 【有料ショッピングカート】 ■ショップサーブ ■おちゃのこネット ■e-shopsカート2 ■Xcart
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は無料のショッピングカートに絞って紹介をしました。 今回の記事が、これからネットショップを始めたい人の一助になれば幸いです。
ショッピングカート料金・機能比較表【2022年最新版】
参考サイト
「BASE(ベイス)」や「STORES.jp」など話題の無料ネットショップ作成サービス徹底比較|CyberTimes 月額無料で利用できるショッピングカートをまとめました。|ネットショップニュースなう!