他のツールと比較すると、「色で表現」するため、専門知識がなくても簡単にユーザーの詳細な行動を把握できることが特徴です。 しかしながらメリットは理解しているものの、「どんなことが分析できるの?」「どういうツールがおすすめなの?」と疑問に感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか? 本記事では、ヒートアップツールの特徴を解説した上で、代表的なヒートマップツールを10種類比較しています。 ヒートマップツール導入のメリットや選ぶポイントも解説しているので、ヒートマップツールの導入を検討している方は、ぜひご一読ください。(参考:ランディングページ効果UP【完全マニュアル】) なお、重要度を客観化するために既存のヒートマップツールを紹介したサイト10個を調査し、出現頻度をスコアリングしました。出現頻度の高い順に掲載しているので、この記事を読めば効率よくヒートマップツールを探せます。 ヒートマップのようにユーザー行動を1人1人分析しCVR向上させる「KARTE」
ヒートマップとは、Webサイト上のユーザー行動を色で分かりやすく表現する手法
ヒートマップとは、Webサイト上のユーザー行動を色で分かりやすく表現する手法ヒートマップを導入するメリット:ユーザーのページ内での細かい動きを把握できるヒートマップを導入するデメリット:サイト全体での行動は把握できないヒートマップツールを選ぶ際のポイントポイント1:自社のニーズに合った機能を持つツールを選ぶポイント2:分析できるデータ量やデータ保持期間を確認するヒートマップのツール9個を比較ミエルカヒートマップ/株式会社Faber Company 1.ヒートマップからアクセス解析まで網羅している「Ptengine」2.ユーザーのセッション再生により顧客体験を視覚化「Clicktale」3.スマホサイトもPCサイトも月間30万PVまで無料の「User Heat」4.ユーザーの関心やCVに至るプロセスがわかる「Mouseflow」5.ヒートマップ・A/Bテスト・EFOの3機能でサイト改善を全面的にサポートする「SiTest」6.ユーザーのマウスの動きが動画でわかる「USERDIVE」7.アクセス解析や詳細なユーザー属性分析ができる「User Insight」8.アプリ上におけるユーザー行動の分析に特化「Appsee」9.ヒートマップを時系列で比較できる「MIERUCA」その他おすすめのヒートマップツールまとめ
ヒートマップとは、Webサイトの各ページでユーザーがどのような行動をするのかを、わかりやすく色で表現する手法です。 ヒートマップで可視化できる主な点を5つ記載しました。
ページ内のユーザーのマウスの動きページ内でクリックされている箇所ユーザーがページを閲覧したエリアの滞在時間ユーザーがどこまでスクロールしたかユーザーが離脱した箇所
ヒートマップを導入するメリット:ユーザーのページ内での細かい動きを把握できる
ヒートマップは、色を用いてユーザーの行動を可視化したものなので、専門知識がなくても簡単にユーザーの行動を把握できます。アクセス解析ツールと異なり、ページ内でのユーザーの細かい動きが把握できます。 「見てほしい部分が見られてない」「予想外の部分がよく見られてる」「思わぬところで離脱されてる」など、ユーザーの動きを理解できるので、ホームページの運用・リニューアルなどに役立てられます。(参考:サイト改善 10のポイント)
ヒートマップを導入するデメリット:サイト全体での行動は把握できない
ヒートマップは、ページ毎のユーザーの動きを把握できますが、サイト全体のユーザー行動は把握できません。サイト全体のユーザー行動把握するためには、Googleアナリティクスのようなアクセス解析ツールを使う必要があります。
ヒートマップツールを選ぶ際のポイント
ヒートマップのツールは多岐にわたります。「どのツールを採用すればいいのかわからない」という方のために、これからツール選びの基準について解説します。
ポイント1:自社のニーズに合った機能を持つツールを選ぶ
ツールごとに機能は異なるため、収集したいデータは何かを検討した上で、そのデータを得られる機能を持つツールを選ぶのが大切です。
ヒートマップツールの主な機能
クリックされた箇所がわかる「クリックヒートマップ」ユーザーのマウスの動きがわかる「マウスムーブヒートマップ」ユーザーがスクロールした箇所や離脱した箇所がわかる「スクロールヒートマップ」
ポイント2:分析できるデータ量やデータ保持期間を確認する
ヒートマップツールによって、データの保持期間や利用可能なページ数などが異なります。 ヒートマップツールには有料版と無料版があり、その料金によって分析できるデータ量などが変わってくる場合が多いです。 どれだけのページや期間で分析したいのか、事前に決めたうえでツールを選びましょう。
ヒートマップのツール9個を比較
1.ヒートマップからアクセス解析まで網羅している「Ptengine」
Ptengine
分析可能ドメイン数が無制限(ビジネスプラン以上)代理店・制作会社様の利用歓迎、新規提案から既存クライアントの運用まで一元管理可能。自動キャプチャ機能でページ改善前後の正確な前後比較が可能。
概要
「Ptengine」は、ヒートマップ機能も兼ね備えたアクセス解析ツールです。ヒートマップに加えて、広告やメルマガからの流入の計測、リアルタイムでどの属性のユーザーがサイトに訪問しているかの確認ができます。月間25,000pvまで無料で解析できます。
特徴
サイト内のユーザーの行動の分析からページ単位の分析までの幅広い機能があるヒートマップからアクセス解析まで網羅比較的安価な料金で利用可能、無料トライアルあり
価格
無料版あり有料版:4段階の料金プラン(14,800円~)
導入実績
デューダ、ディー・エヌ・エーなど有名企業多数
こんな人にオススメ
ヒートマップとアクセス解析、両機能のあるツールを求めているWeb担当者
2.ユーザーのセッション再生により顧客体験を視覚化「Clicktale」
Clicktale
概要
Clicktaleは、世界的に有名なヒートマップツールです。マウスの動きを示す「マウスムーブ」、ユーザーがクリックした画像やリンクを示す「クリック」、サイト上の滞在時間を示す「アテンション」、離脱箇所がわかる「スクロール」、リンクや画像に対する統計的値(オンマウス率・クリック率・ためらい時間・クリック順など)を把握できる「リンクアナリティクス」などの機能があります。ユーザーがページ内でどのように考えて、どのように動いたのかが明確にわかります。
特徴
ユーザーのセッション再生により顧客体験を視覚化コンバージョン・エクスペリエンスなどの分析可Google Analyticsを始めとした解析ツールなどとの連携可
価格
お問合せ下さい
導入実績
トイザらス、ビックカメラなど世界で10万社以上
こんな人にオススメ
ユーザーのセッション再生により顧客体験を視覚化したいWeb担当者
3.スマホサイトもPCサイトも月間30万PVまで無料の「User Heat」
User Heat
概要
User Heatは、月間30万pvまで無料で使用できるツールです。「熟読エリア」「終了エリア」「クリックエリア」「マウスムーブ」「離脱エリア」という5種類の観点から分析できます。
特徴
ヒートマップのみに特化したサービス無料で多くのページ数・pv数を解析月間30万PVを超えると計測が停止するシステム
価格
無料版のみ(月間30万pvまで)
導入実績
非公開
こんな人にオススメ
まずは無料でヒートマップツールを利用したいと考えているWeb担当者
4.ユーザーの関心やCVに至るプロセスがわかる「Mouseflow」
概要
Mouseflowは、ユーザーの活動を録画する「セッションリプレイ」とユーザーマップという2つの機能を兼ね備えたツールです。 ヒートマップにはクリックやマウスの移動などを計測する「クリック・ムーブメントヒートマップ」とユーザーのアクションを誘発しやすい箇所がわかる「スクロール・アテンションヒートマップ」という2つの機能があります。
特徴
ユーザーの関心やCVを妨げている箇所を分析できる2種類のヒートマップ機能あり
価格
無料版あり有料版:3段階の料金プラン(月額3,223円~ ※1年契約の場合 月額2,667円~)
導入実績
dyson、Microsoftなど有名企業含め10万社以上
こんな人にオススメ
ユーザーの関心やCVを妨げている箇所を把握したいと考えているWeb担当者
5.ヒートマップ・A/Bテスト・EFOの3機能でサイト改善を全面的にサポートする「SiTest」
SiTest
概要
SiTestは、月間3万pvまで無料で解析してくれるWebサイト解析ツールです。機能はヒートマップだけでなく、A/Bテスト、エントリーフォーム最適化(EFO)、アクセス解析と多岐に渡ります。 ヒートマップ機能には、滞在時間を示す「スクロール解析」、マウスの滞在箇所を示す「マウスグラフィ」、クリックした箇所を示す「クリック解析」などがあります。
特徴
ヒートマップ・A/Bテスト・EFO・アクセス解析がすべてそろう
価格
お問合せ下さい ※1か月間の無料トライアルあり(3万pvまで)
導入実績
スプラッシュジャパン、レストフォーなど日本での導入数30万サイト以上
こんな人にオススメ
1つのツールでWebサイトの解析・改善をしたいと考えているWeb担当者
6.ユーザーのマウスの動きが動画でわかる「USERDIVE」
USERDIVE
概要
USERDIVEは、ユーザーの行動を詳細に解析できるツールです。具体的に、「マウスヒートマップ」「クリックヒートマップ」「スクロールヒートマップ」「ルッキングヒートマップ」という4種類のヒートマップ機能に加えて、サイト内のユーザーの行動を動画で確認できる「動画分析」という機能も兼ね備えています。
特徴
ユーザーのマウスの動きを動画で確認できる
価格
お問合せ下さい
導入実績
非公開
こんな人にオススメ
ユーザーが実際どのようにサイトを見ているのかを確かめたいと考えているWeb担当者
7.アクセス解析や詳細なユーザー属性分析ができる「User Insight」
User Insight
概要
User Insightは、User Heatの機能が強化された企業向けのツールです。全5種類のヒートマップ機能に加えて、「ユーザー属性解析」「リアルタイム分析」「広告効果測定」など、アクセス解析の機能も充実しています。また、行政からBtoB・BtoC企業まで幅広い分野で利用されています。
特徴
詳細なユーザー属性を分析できる属性分析や組織分析などを通して、顧客を知れる
価格
お問合せ下さい
導入実績
資生堂、ベネッセなど有名企業多数
こんな人にオススメ
アクセス解析機能も同時に導入しようと考えている、あるいは顧客属性を詳細に知りたいと考えているWeb担当者
8.アプリ上におけるユーザー行動の分析に特化「Appsee」
Appsee
概要
Appseeは、アプリ上でのユーザーの行動を解析するツールです。ヒートマップの機能としては、アプリ内のすべて画面におけるタッチ操作を分析できる「タッチヒートマップ」機能を備えています。 ユーザーの離脱ポイントやユーザーが長く滞在しているスクリーンを特定できます。
特徴
アプリ上におけるユーザー行動の分析に特化
価格
プレミアムプラン月額95,000円~
※2週間の無料トライアル、エンタープライズプランあり
導入実績
グランドリンク、Trinity Mirrorなど有名企業多数
こんな人にオススメ
特にアプリにおけるユーザーの行動を分析したいWeb担当者
9.ヒートマップを時系列で比較できる「MIERUCA」
MIERUCA
概要
「MIERUCA」は、月間1万PVまで無料で使用できる、ヒートマップツールです。「スクロール解析機能」「クリックヒートマップ機能」「アテンションヒートマップ機能」という3つの機能を利用できます。 別サービスですが、CV数を伸ばすために狙うべきキーワードを報告してくれるSEO機能も利用できます。
特徴
ヒートマップを時系列で比較できる毎日自動でキャプチャと解析データを保存してくれる機能もあるマルチデバイスに対応している
価格
5段階の料金プラン:9,800円/月~
※無料プランあり
導入実績
花王、富士フイルムなど有名企業多数
こんな人にオススメ
SEO機能とあわせてMIERUCAに一本化したいWeb担当者
その他おすすめのヒートマップツール
VWOBOOSTECMovkingFishUXCamCrazy Eggheatmap.mehotjarGoogleAnalyticsseevolutionluckyorangeinspectletSimpleHeatmapsMouseStatsgemiusHeatMapAlientech
まとめ
いかがでしたか。ヒートマップは、各ページ内のユーザーの行動を解析するためのツールであり、ヒートマップによってユーザーの行動を詳細に知れます。(参考:記事型LPの作成ポイント) この記事では、おすすめのヒートマップツールを9個ご紹介しました。
ヒートマップの機能に加えて、アクセス解析の機能も付けられるツールをお探しの方には、「Ptengine」「SiTest」「User Insight」ユーザーの行動や心理について深く分析できるツールをお探しの方には、「Clicktale」「Mouseflow」「USERDIVE」無料のヒートマップツールをお探しの方は、「UserHeat」アプリにおけるユーザーの行動に特化したツールをお探しの方には、「Appsee」SEO機能とあわせて使えるツールをお探しの方には「MIERUCA」
をおすすめします 自社サイトにはどんな機能が必要なのかを吟味し、自社サイトにあったヒートマップツールを導入しましょう。 WEBサイトに訪問したユーザーの行動・感情を1人1人分析できる「KARTE」
参考にしたサイト(一部)
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