今回は、自社でInstagramのキャンペーンをおこなうときに、参考になる事例を目的別に集めました。 Instagramキャンペーンの概要から、活用事例まで紹介するので、Instagramのキャンペーンに興味がある方は、ぜひ参考にしてみてください。(参考:国内PR会社の一覧 ≫) SNSマーケティングの基礎知識とこれから予想される展望についてまとめていますので、ぜひインプットしてアカウント運用にお役立てください。 初心者でもInstagram広告で成果を出すための自動化ツールが3分でわかる>>
Instagramキャンペーンとは?
Instagramでは、特定のハッシュタグをユーザーに活用してもらうことで、ユーザー参加型のキャンペーンが簡単にできます。
Instagramキャンペーンとは?補足:そもそもハッシュタグとは?ユーザー参加型のInstagramキャンペーン事例1:ルクルーゼ「みんなでサクラを咲かせよう」キャンペーン事例2:星野リゾートのSEASON_RISONARE INSTAGRAM キャンペーン実店舗に足を運んでほしいときにおすすめのInstagramキャンペーン事例3:丸の内で買った商品をコーディネートして投稿事例4:平塚市の「手をつなぎたくなる街キャンペーン」事例5:六本木ヒルズクリスマスキャンペーン事例6:東急がおこなった「伊豆のお飛び子キャンペーン」幅広い世代にアプローチしたいときは、複数のSNSを活用してキャンペーンをおこなう事例7:「冬もやっぱり、ポカリのまなきゃ」キャンペーンこんなユニークな使い方もあった!タグ付け機能を活かしたInstagramキャンペーン事例8:IKEAがタグ付け機能を活かしてデジタルカタログを作成まとめ
通常ユーザー参加型のキャンペーンをおこなうとき、投稿用のフォームを用意したり、より多くのユーザーに参加してもらえるよう施策を考えたりして、手間がかかります。 しかしInstagramの登場で、写真とハッシュタグを投稿してもらうだけでキャンペーンとして成り立ち、非常に手軽に参加してもらえるようになりました。
補足:そもそもハッシュタグとは?
ハッシュタグとは、クリック可能なハッシュマーク「#」で、同じタグがついた他の投稿を閲覧できます。Instagramにはキーワード検索機能がなく、主な情報収集の手段はハッシュタグ検索。 ハッシュタグ検索は、Instagram独自の文化で、キーワードの設定次第で閲覧数やフォロワー数が大きく変わります。 例えば、同じ意味の投稿でも「#猫」と「#cat」では情報拡散力は大きく異なります。「#猫」の投稿数は11,520,216件、「#cat」の投稿数は101,889,344件と10倍ほどの差があり、ハッシュタグの設定によって情報を届けられる人数が変わってきます。もちろん、ハッシュタグは複数設定できるので、より多くのユーザーの目に触れてほしい場合には「#猫」「#cat」とすることも可能。 このように、ターゲットとなる人物はどのような人物か、どのようにInstagramを活用しているのか想定することで、ハッシュタグをより効果的に活用できます。ハッシュタグの効果的な使い方については、以下の記事でまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。 参考:ハッシュタグとは|3つのメリットと拡散されやすいタグの付け方
ユーザー参加型のInstagramキャンペーン
事例1:ルクルーゼ「みんなでサクラを咲かせよう」キャンペーン
みんなでサクラを咲かせよう|ルクルーゼ ルクルーゼにはフラワーコレクションという花をモチーフにした人気のシリーズがあります。そこで、ルクルーゼのフラワーコレクションを活用している写真や桜に関連した写真を募集。 花をモチーフにした食器は写真映えがよく、投稿を見たユーザーに自分もほしい、と思ってもらえそうな効果があります。 投稿3,442件(2017年4月現在)
事例2:星野リゾートのSEASON_RISONARE INSTAGRAM キャンペーン
星野リゾートは大人女子に向けて、「ごほうび」や「癒し」の瞬間を撮影した写真を募集。抽選で星野リゾートに宿泊できるという特典つきでした。 冬のキャンペーン期間中には、リゾートで開催中のクリスマスマルシェやイルミネーションに関連した投稿も多く集まりました。 #ごほうびリゾナーレ 投稿2,269件(2017年4月現在) 現在は2017年春のキャンペーンを開催中です。 SEASON_RISONARE INSTAGRA|星野リゾート リゾナーレ八ヶ岳
実店舗に足を運んでほしいときにおすすめのInstagramキャンペーン
Instagramのキャンペーンでは、来店誘導が見込めるキャンペーンもできます。 例えば、商品購入やサンプルを試してもらいプレゼント企画に応募してもらう、実店舗に撮影対象を設置して写真を投稿してもらう、などの取り組みをすることで、来店誘導も見込めます。 商品やサンプルを使ったキャンペーンでは、写真とともにユーザーのコメントを集められるので、どんな商品が人気なのか、サンプルはどのような点が評価されているのかなど、今までアンケートで収集していたユーザーの生の声もわかります。
事例3:丸の内で買った商品をコーディネートして投稿
丸の内 SPRING FASHION 2016 Instagram プレゼントキャンペーン|marunouchi.com 丸の内の情報を発信する「marunouchi.com」と集英社の女性誌がコラボして開催したキャンペーン。 丸の内で購入した商品を使って、春のおしゃれなコーディネートを「#maru_fashion」をつけて投稿します。投稿されたコーディネートの中から、人気スタイリストが「丸の内No.1コーデ」を決定しました。 キャンペーンの対象ブランドを限定しているので、対象店舗は来店誘導が見込めます。また、春物の新作を活用したキャンペーンのため、投稿内容を見たユーザーがコーディネートをまねしたり、ほしい商品を見つけられたりする効果もありそうです。 投稿2,093件(2017年4月現在) 参考:春はフォトジェニックがいっぱい!インスタグラムキャンペーン事例~2016spring~
事例4:平塚市の「手をつなぎたくなる街キャンペーン」
平塚市は「手をつなぎたくなる」をコンセプトに平塚市の風景や思い出の写真を募集するキャンペーンを開催しました。#hiratsukagoodというハッシュタグをつけた写真をユーザーに投稿してもらいます。 投稿された写真の中から、今後の広報媒体のビジュアルに採用する写真を選出するという試みもおこなうことで、ユーザーの投稿モチベーションが上がりやすく、平塚市へ来る人が増える効果もありそうです。 広報に掲載できる素材が集まる点もメリット。地方の自治体や観光協会で参考になる事例です。 投稿6,379件(2017年4月現在)
事例5:六本木ヒルズクリスマスキャンペーン
『#六本木ヒルズクリスマス』 Instagram投稿キャンペーン! 六本木ヒルズは2016年のクリスマスに、「#六本木ヒルズクリスマス」というハッシュタグをつけて六本木ヒルズのクリスマスに関する投稿を募集しました。 同期間中に開催されている、クリスマスマーケットやイルミネーションの投稿が多く集まり、Instagramの投稿を通じて、自分も行ってみたいと思ってもらえる効果がありそうです。 投稿2,281件(2017年4月現在)
事例6:東急がおこなった「伊豆のお飛び子キャンペーン」
#伊豆のお飛び子 フォトコンテスト 東急は伊豆の風景を背景にジャンプしている写真を、ハッシュタグ「伊豆のお飛び子」をつけて募集しました。賞品として最高10万円の旅行券をプレゼント。 伊豆の風景をバックに撮ることで、投稿を見ているユーザーは、どんな場所で撮ったのか気になったり、お気に入りの場所を見つけたりできそうです。 投稿901件(2017年4月現在)
幅広い世代にアプローチしたいときは、複数のSNSを活用してキャンペーンをおこなう
広いターゲット層に商品やブランドを認知してほしい場合には、Instagramだけでなく、Twitter・Facebook・LINEと同時にキャンペーンをおこなうと良いでしょう。 Instagramは20代が主なユーザーと言われています。年代やライフスタイルを問わずに認知してもらいたい場合には、他のSNSも活用してみてください。 一方で、Instagramは20代やライフスタイルにこだわりのあるユーザーへの訴求効果は抜群といえます。 また、募集はFacbook・Twitter・Instagramでおこない、応募は多くのユーザーが利用するLINEでおこなうなど、SNSの特徴を生かすと集計の手間も省け、より多くのユーザーに参加してもらえます。(参考:国内PR会社の一覧 ≫)
事例7:「冬もやっぱり、ポカリのまなきゃ」キャンペーン
『ポカリ、のまなきゃ。』 Instagram [インスタグラム]・Twitter [ツイッター] キャンペーン|大塚製薬 ポカリスエットは「冬もやっぱり、ポカリ、のまなきゃ」キャンペーンを開催。このキャンペーンではCMのマネをしたり、公式アカウントの投稿を参考にして、躍動感のある楽しい冬を表現するという投稿を募集しました。 公式アカウントやキャンペーンページに、実際にまねしたくなる投稿を用意することで、ユーザーのキャンペーン参加に対するモチベーションにもつながると考えられます。投稿はInstagramでもTwitterでもできるようにしていました。 #ポカリのまなきゃ 投稿3,854件(2017年4月現在)
こんなユニークな使い方もあった!タグ付け機能を活かしたInstagramキャンペーン
Facebookと同様、Instagramでも写真にタグ付けができます。タグ付けは、例えば友人と一緒に写っている写真に、その友人のアカウントを表示できるシステムです。
事例8:IKEAがタグ付け機能を活かしてデジタルカタログを作成
2014年にはIKEAがタグ付け機能を活かして、Instagram内にデジタルカタログを作成し話題になりました。画像をクリックすると、以下のように商品名が各商品にタグ付けされています。
さらに各タグをクリックすると、詳細な商品を解説しているページに移動します。
まとめ
いかがでしょうか。同じInstagramというツールでも、目的に合わせた手法で活用することで、商品やブランドをより効果的に訴求できます。 まずは、Instagramや事例の仕組みを正しく理解することが大切です。商品とInstagramの長所を掛け合わせることで、爆発的な効果を望めます。また、アップデートされた時にも、新な施策ができそうにないか、日頃からチェックしておくといいでしょう。(参考:国内PR会社の一覧 ≫) 効果的なキャンペーンを作るためには、投稿数や、投稿に対するいいね数、投稿者のフォロワー数の効果測定や分析・細やかなアカウント運用が必要です。 担当者が作業だけに追われることのないよう、ツールで支援できると良いでしょう。 例えば「SAKIYOMI」のようなInstagram分析ツールを導入すれば、アカウントをスコアリングし課題発見から次の一手まで提案してくれるので、自社に知見が不足していても心配ありません。 今回は「SAKIYOMI」のサービス資料をご用意しましたので、Instagram分析ツールを使うとどれだけ集客できるのか、事例とともにご参考ください。