手動で個別に返信する方法だけではなく、キーワードに対して内容を事前に設定して自動送信する方法、AIで質問を判別して自動送信する方法があります。 本記事ではそれぞれの返信方法を実際の操作画面付きで解説するだけでなく、効果的な使い方も紹介します。 返信作業にかかる時間を節約し、ぜひLINE公式アカウントを最大限に活用してください。 参考:LINE公式アカウントのLINEチャット(旧1:1トーク)の運用方法。顧客満足度の向上に繋がる効果的な使い方とは?

LINE公式アカウントの返信を効率的に行う方法

LINE公式アカウントの返信を効率的に行うには、「手動での個別返信」「応答メッセージ」「AI応答メッセージ」の3つの返信方法を組み合わせることがおすすめです。

LINE公式アカウントの返信を効率的に行う方法1. 営業時間外は自動返信をする2. 営業時間内はスマートチャット(AI応答メッセージ+手動)で対応する3.全く返信の時間が取れない場合はMessaging APIを利用したチャットボットで対応するLINE公式アカウントのメッセージの3つの返信方法とは?1. 手動で個別にメッセージを返信する2. 事前に設定した内容で自動返信を行う応答メッセージ3. AIが内容を判断して自動返信を行うAI応答メッセージ手動で個別にメッセージを返信する方法1. 応答設定から「チャット」にチェックを入れる2. チャット画面に移動しチャットリストを確認3. チャットルームでメッセージを確認し返信を行う応答メッセージを設定する方法1. 応答モードを「Bot」にする2. 「応答メッセージ」をクリックし右上の「作成」をクリック3. メッセージを作成するAI応答メッセージを設定する方法1. 応答モードを「チャット」にする2. 詳細設定の「営業時間」をオンに切り替え「応答方法」を選択する3. 「AI応答メッセージ」を選択し「シンプルQ&A」をクリック4. 業種を設定し必要に応じてタイプごとにメッセージの内容の修正・追加を行うまとめ【事業会社向け】1500社※以上の運用支援実績LINEマーケティングツール「LIBERO」(PR)

具体的には、以下の3つの方法が挙げられます。

営業時間外は自動返信をする営業時間内はスマートチャット(AI応答メッセージ+手動)で対応する全く返信の時間が取れない場合はMessaging APIを利用したチャットボットで対応する

参考:LINE公式アカウントのLINEチャット(旧1:1トーク)の運用方法。顧客満足度の向上に繋がる効果的な使い方とは?        LINE公式アカウントのメッセージ配信の方法と集客効果を高める2つのポイント

1. 営業時間外は自動返信をする

LINEチャットでは企業・店舗の営業時間を設定することが可能です。 営業時間外はメッセージを自動で返信してくれる「応答メッセージ」か「AI応答メッセージ」のどちらかを選択しましょう。これによって、営業時間外や定休日などでメッセージが確認できない場合でも、自動返信が行われるのでユーザーを待たせることがなくなります。 たとえば、9:00~18:00の営業時間内は手動で対応して、営業時間外は応答メッセージを自動返信にする、といった設定が可能です。

2. 営業時間内はスマートチャット(AI応答メッセージ+手動)で対応する

営業時間内は、応答モードをチャットモードに変更し、スマートチャット(AI応答メッセージ+手動)で対応する方法がおすすめです。 スマートチャット(AI応答メッセージ+手動)に設定すると、ユーザーからの簡単な質問にはAIが内容を判断して自動返信し、自動返信が難しい質問には手動で返信できるようになります。その結果、返信作業にかかる時間を節約できるでしょう。 ただし、AI応答メッセージで対応できるのは、簡単な質問のみとなります。そのため、普段からよく来るメッセージへの一次的な回答は自動返信できますが、それ以外は手動で返信するようにしましょう。 また、手動での返信と、自動応答を同時に使うことはLINE公式アカウントだけでは対応できません。もしこの2つを併用したい場合は、LINE公式アカウントのサポートツールなどを利用する必要があります。 参考:【2022年最新版】LINEマーケティングツール29選を徹底比較      LINE公式アカウントの自動応答とは|AI応答メッセージ(シンプルQ&A)の活用法|LINE for Buisiness   

3.全く返信の時間が取れない場合はMessaging APIを利用したチャットボットで対応する

返信の時間がないが、お客様のメッセージに対してできるだけ柔軟に対応したいとなった場合、Messaging APIを利用したチャットボットを活用することがおすすめです。 Messaging APIを利用したチャットボットは、LINE公式アカウントに標準装備されている機能ではなく、ベンダーが開発・提供しているチャットボットを連携させて利用します。 Messaging APIを利用することで、柔軟に自由にチャットボットの仕組みを実装することができます。 ベンダーへの依頼が必要であるため費用はかかりますが、LINEのやり取りにかける手間を省きつつ顧客満足度のアップに貢献することができます。 参考:LINE公式アカウントでチャットボットを利用するメリットと始め方   

LINE公式アカウントのメッセージの3つの返信方法とは?

LINE公式アカウントの返信方法は、手動で個別にメッセージを返信する方法、事前にメッセージを設定し自動返信を行う応答メッセージ、AIが内容を判断して自動返信を行うAI応答メッセージの3つがあります。詳しくは、下記の表を参考にしてみてください。

ここからは、LINE公式アカウントのメッセージの3つの返信方法について、それぞれ詳しく説明していきます。 参考:LINE公式アカウントのLINEチャット(旧1:1トーク)の運用方法。顧客満足度の向上に繋がる効果的な使い方とは?     LINE公式アカウントの自動応答とは|AI応答メッセージ(シンプルQ&A)の活用法|LINE for Business     One to One マーケティングの実現に向けた「LIFULL HOME’S」のLINE活用法|LINE for Business

1. 手動で個別にメッセージを返信する

手動でメッセージを返信する方法とは、文字通りユーザーからのメッセージに対し、1件1件個別で返信を行う方法です。各ユーザーからのメッセージに合わせ、柔軟に回答することができます。 手動でのメッセージ返信が向いている場合は、以下のようなケースが挙げられます。

メッセージの返信にかける時間があるお客様1人1人に合わせて柔軟に返信する必要がある

友だち登録しているお客様の数が多いと返信に時間がかかりますが、手動であればお客様の回答に合わせて最適な返信ができるよう工夫することが可能です。

2. 事前に設定した内容で自動返信を行う応答メッセージ

応答メッセージとは、事前に設定したメッセージが自動で送信される機能です。ユーザーから送られたメッセージに含まれる「キーワード」に対して、どのような「内容」を返信するかを管理画面上で設定することが可能です。 キーワードの条件に一致した場合は、キーワードに対して設定したメッセージが優先されますが、一致しない場合は、キーワード未設定の応答メッセージの中からランダムで送信されます。

複数のお客様から同じ質問をされることがある(営業時間や住所など)答えが決まっている内容は自動返信で対応したいサポートよりも、お客様とコミュニケーションできる場を持ちたい

上記のような場合、応答メッセージの活用がおすすめです。

3. AIが内容を判断して自動返信を行うAI応答メッセージ

AI応答メッセージとは、ユーザーから簡単な質問がきた際に、AIが質問のカテゴリーを自動で判別し、その質問に対応するメッセージを返信する機能です。 上の画像のやりとりでは、「営業時間」「ありがとう」という言葉をAIが判別し、それに対する適切なメッセージを自動で返信しています。応答メッセージのような「キーワード」の設定は必要ありません。 もしメッセージの内容に対して適切な回答ができなければ、「応答不可のメッセージ」が送信されます。 AI応答メッセージは簡単な質問への回答の手間を減らすことはできますが、回答できる範囲が限られてしまいます。 そのため、簡単な質問への対応はAI応答メッセージで、応えられなかった質問は手動で行うという仕組みづくりが必要です。 参考:LINE公式アカウントの自動応答とは|AI応答メッセージ(シンプルQ&A)の活用法

手動で個別にメッセージを返信する方法

ここからは、3つのメッセージ返信方法それぞれについて、実際の返信の仕方を説明していきます。 まずは手動での返信の仕方です。手動で個別にメッセージを返信する場合は、チャット画面からリストを確認し、緑のマークで表示された「未読メッセージ」があるユーザーを選択し、1件ずつ返信することになります。

1. 応答設定から「チャット」にチェックを入れる

LINE公式アカウントの管理画面(LINE Official Account Manager)上で画面トップの「設定」→「応答設定」と進みます。そして、応答モードの「チャット」にチェックを入れると、ユーザーからのメッセージに対して手動で返信するチャットモードになります。 チャットを選択すると、自動応答メッセージは利用できなくなります。

2. チャット画面に移動しチャットリストを確認

次に上のメニューにある「チャット」をクリックします。別画面でチャット画面が開くのでこの画面で、友だちのメッセージに対して返信することが可能です。 未読のメッセージがある場合は、緑のマークで表示されます。

3. チャットルームでメッセージを確認し返信を行う

チャットリストから返信を行うユーザーを選択してチャットルームに移動します。チャットルームでメッセージを確認し、返信を行います。 なお、ふきだしの背景色でユーザーの区別ができます。ユーザーおよび応答メッセージは灰色で、管理人のふきだしは緑色で表示されます。 キーボードの「Enter」を押すとユーザーにメッセージが返信されます。「Shift+Enter」を同時に押すと、改行が可能です。 参考:チャットを有効にする|LINE for Business     チャット|LINE for Business     LINE公式アカウントチャットで1:1トークをする方法と活用例|MARKELINK

応答メッセージを設定する方法

次に、応答メッセージの設定方法を説明します。応答メッセージは、設定から「Bot」に進み、「タイトル・ステータス・スケジュール・キーワード・メッセージの本文」を入力して作成します。その際、ふきだしの追加や友だちの表示名の設定も可能です。 なお、「応答メッセージ」と「AI応答メッセージ」の設定はPC版、アプリ版どちらの管理画面でも設定が可能です。

1. 応答モードを「Bot」にする

左サイドメニューの「応答設定」をクリックし、応答モードを手動返信時の「チャット」ではなく「Bot」を選択します。詳細設定の応答メッセージを「オン」にします。 なお、応答モードを「Bot」にすると、「チャット」モードは使えません。これはモードが異なるためで、「Bot」と「チャット」は併用ができません。

2. 「応答メッセージ」をクリックし右上の「作成」をクリック

ホーム画面の「応答メッセージ」をクリックし、右上の「作成」をクリックします。

3. メッセージを作成する

応答メッセージの7項目を設定する

応答メッセージ作成画面に移動し、応答メッセージの作成をします。 各項目は以下のように入力します。

AI応答メッセージを設定する方法

最後に、AI応答メッセージを設定する方法です。AIによる応答メッセージは、設定から「チャット」へ進み、まずは営業時間の設定を「オン」に切り替えます。 その後、「AI応答メッセージ」の「シンプルQ&A」を選択し、「一般的な質問・基本情報・業種カテゴリー別・予約情報」のタブをクリックし、それぞれの内容の確認や編集を行います。 一部の情報は、プロフィール情報からの引用となるため、メッセージの作成前に、プロフィールが正しく入力されているかどうか確認しておきましょう。

1. 応答モードを「チャット」にする

応答モードは「チャット」にします。応答メッセージでは「Bot」を選択しましたが、AI応答メッセージを利用する場合は、チャット(手動での返信)も併用することが前提になるため、「チャット」を選択します。

2. 詳細設定の「営業時間」をオンに切り替え「応答方法」を選択する

詳細設定の「営業時間」をオンに切り替えます。「営業時間の設定」をクリックすると、曜日ごとの営業時間や定休日の設定ができます。 続いて、「応答方法」でAI応答メッセージが含まれるもの(スマートチャットかAI応答メッセージ)を選択します。 なお、冒頭で説明した、3つの返信方法を組み合わせる方法(営業時間外は自動返信を行い、営業時間内はスマートチャットで対応する方法)はこの詳細設定の部分で設定が可能です。 また、営業時間外に応答メッセージとAI応答メッセージのどちらを選ぶかについては、手動での返信でフォローを行うことができる場合は、AI応答メッセージを利用し、フォローを行わない場合は、応答メッセージを使うのがおすすめです。

3. 「AI応答メッセージ」を選択し「シンプルQ&A」をクリック

営業時間を設定し、応答方法を選択したら、ホーム画面から「AI応答メッセージ」を選択し、「シンプルQ&A」をクリックします。

4. 業種を設定し必要に応じてタイプごとにメッセージの内容の修正・追加を行う

ここから、実際に返信するメッセージ内容の確認・編集をしていきます。 返信内容の種類は「一般的な質問」「基本情報」「業種カテゴリー別」「予約情報」という4つのカテゴリーに分かれています。 設定の流れとしては、まずは画像の「その他」の部分をクリックし、自社や店舗の業種カテゴリーを設定します。 次に、「一般的な質問」「基本情報」「業種カテゴリー別」「予約情報」のそれぞれのタブをクリックすると、各カテゴリーのメッセージが確認できます。 そこで、自社・店舗の情報に合わせて必要があれば編集を行います。 メッセージの内容を変えたい場合は、画面右上の「編集」をクリックし、内容を編集します。 「一般的な質問」と「基本情報」には初期設定としてテンプレートメッセージが入力されています。一部の情報は、プロフィール情報から引用しているため、作成前に正しくプロフィールが入力されているか確認しておきましょう。 なお、オン・オフの選択ができる「ステータス」をオフにした場合、その項目についてユーザーから問い合わせがあった際には、AIが回答できない「応答不可」の内容のメッセージが返信されます。 参考:AI応答メッセージ|LINE for Business     LINE公式アカウントの応答メッセージ・AI応答|LINEマーケティング活用ブログメッセージを使ってみた【自動応答の設定方法】

まとめ

いかがでしたでしょうか?LINE公式アカウントのチャット機能は、「電話やメールでの問い合わせはハードルが高い」と感じているユーザーが気軽に問い合わせができるため、積極的に活用したい機能です。うまく活かせば、新規顧客の獲得などにつながります。 一方で企業・店舗側にとっては、メッセージの返信にかかる工数が負担になることもあります。そのため、ユーザーからのメッセージの返信対応は、営業時間内はスマートチャット(AI応答メッセージ+手動)で対応し、営業時間外は自動返信で対応するという方法がおすすめです。 この記事を参考に、3つの返信方法を上手く活用し、返信作業にかかる時間を節約してみてください。

【事業会社向け】1500社※以上の運用支援実績LINEマーケティングツール「LIBERO」(PR)

LINE公式アカウントのみの返信対応では下記のようにできないことがあります。 ・よくあるQAに対する自動返信(bot機能) ・友だちが行った特定のアクションを元に、ユーザーの属性を把握する機能 LINEマーケティングツール「LIBERO」を活用すれば、 よくあるQAなどは自動返信を組むことでお客様の課題を瞬時に解決し、個別チャットの対応状況は自動で可視化され担当者の負担を減らすことができます。 ユーザーの属性を把握し、既存のLINE友だちがすでに会員なのかどうかをアンケートしてラベル付けし、ユーザー分析を行う。 また、リッチメッセージなどのキャンペーン内容をクリックしたかをラベル付けしてセグメント配信する、といった活用ができます。 今回は「LIBERO」のサービス概要がまとまった資料を特別に用意しました。 誰でも無料で入手できるので、興味があればぜひダウンロードしてみてください。 ※2022年4月現在

LINE                             - 6LINE                             - 85LINE                             - 23LINE                             - 65LINE                             - 5LINE                             - 82LINE                             - 18LINE                             - 83LINE                             - 48LINE                             - 88LINE                             - 11LINE                             - 18