SMSは相手にダイレクトにメッセージを送るというツールですが、個人的にあまり使ったことがないという人も多いのではないでしょうか。 今回は、SMSを仕事上で活用しより効果的な顧客獲得をする方法について解説していきます。 現在の集客率をより改善するためのSMSの配信方法や各種SMS配信サービスを選ぶ際のポイントについてもご紹介しますので、SMSサービスを選ぶ前にぜひチェックしてみましょう。 失敗しない!SMS配信サービスの選び方を徹底解説
SMSを活用したことで成果が上がった事例
まず実際にビジネスでSMSを利用したときに成果がでたという例をご紹介していきます。
SMSを活用したことで成果が上がった事例SMSでのアフターフォローで売上が前年比120%に達した事例SMSの配信でアクセス数が30%アップしたサイトの事例来社予約率10%アップさせた事例SMS配信を行うメリットSMS配信はメールより相手に届きやすいSMSは開封率が高い電話番号さえわかれば送れるビジネス目的なら「SMS配信サービス」を利用するのが一般的SMS配信サービスを選択する場合の3つのチェックポイントポイント1.接続方法が国内直収(ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイル)接続ポイント2. 自社に必要な機能があるポイント3. 送信元表示名を変更できるおすすめSMS配信サービス3選サービスのシェアNo.1の「空電プッシュ」2000社以上の導入実績「Media SMS」使いやすさにこだわった「SMS Hana」まとめ
アフターフォローに活用した例や、サイト運営でアクセス数が上昇した例、店舗への予約や集客率アップした例についてみていきますので、参考にしてください。
SMSでのアフターフォローで売上が前年比120%に達した事例
ここでは、石油販売会社がアフターフォローにSMSを使って実績を上げた例についてご紹介します。
利用前の課題
この企業では、販売をした顧客に対してお礼のハガキを送る・今後のリピート商品購入につなげるための事前案内状など郵送していました。 自宅にDMを送ると、その住所には届いていたとしても、その後本人の手元に渡りDMを目にしているかまではわからなかった、という状況でした。 つまりコストをかけて顧客のアフターフォローはしていましたが、確実性がなく一方通行ともいえる方法だったため、その後の販促やリピートにつながりにくいという課題がありました。
利用したことで得られた成果
SMS発信サービスを利用し始めると、顧客の携帯番号に直接メッセージが届くことで今までよりも確実に内容を読んでもらえるようになりました。 また、コスト面でも効果がありました。従来郵便が168,764円かかっていましたが、SMSで発信することで費用が約4分の1に削減できました。 さらに、SMSでアフターフォローをするようになると、自社商品の販売額が前年に比べて約120%もアップ。そして商品購入率が上がっただけでなく車の給油の際にもまた来てもらえることにもつながり、SMS送信サービスを取り入れたことでさまざまな効果がみられました。 参考:導入実績700社以上!(2019年7月1日現在)ご利用中のお客様の声 | fonfun SMS
SMSの配信でアクセス数が30%アップしたサイトの事例
自社サイトのアクセス数を伸ばすためにSMSを活用した実例をご紹介します。
利用前の課題
エンジニア系の業務をおこなっている担当者の一例です。自社サービスを利用した顧客に対し案内メールを送り、メール本文内のURLへのアクセスを誘導するようにしていました。 このようにメールを使って案内していましたが、それに対する反応が期待通りではありませんでした。 顧客側は、かなりの数の案内メールやプロモーションのメールを毎日受信しています。多方面からメールを受信していると他のメールに案内が埋もれてしまい、相手が気が付かないケースや自動削除しているケースもあります。 より多くの顧客に内容を見てもらい効果的なPRをするため、この企業でSMS配信サービスの利用を開始しました。
利用したことで得られた成果
メールでの案内からSMS配信サービスを利用してのメッセージ送信に変更したところ、この企業のサイトへのアクセス数が約25~30%も増加しました。メールで送ることに比べ、SMS配信は90%も相手に到達するといわれています。 とくにスマホ利用者へ配信すると、かなり早い反応がみられました。スマホへの配信者の約8割の顧客がSMS配信後から5分以内に何らかの反応を示す結果がでました。 このように、SMSサービスを活用して顧客に配信をおこなうと、到達率・反応率・反応の早さの全てにおいてよい結果を得られる点も魅力といえます。 参考:わが社のSMS活用事例と5分でできる配信トライアル | Qiita
来社予約率10%アップさせた事例
SMSを活用して、自社への予約の確率を上げた例をご紹介します。
利用前の課題
接客業や販売業などを中心に人材ビジネス・長期派遣などの総合人材サービスを展開している企業での一例をご紹介します。接客・販売系の職種への派遣がメインということもあり、利用者は女性が圧倒的に多い会社です。 SMS配信サービスを利用する前は、メールや電話を使って利用者(登録者)や問い合わせてきた人への対応をおこなっていました。 しかし、近年では直接電話をかけ、折り返ししてほしいとのメッセージを残してもレスポンスがあまりなく電話に出られない人も多いことが課題でした。 また、メールで連絡する方法も同様で、現在稼働中の利用者への連絡事項以外は、返信率がかなり悪くなっていた点が課題でした。
利用したことで得られた成果
SMS配信サービスのメッセージ送信とオプションの返信フォームを使い、応募してきた人が最初の問い合わせに対してSMS返信フォームを送信するアプローチに変更しました。 返信フォームは自由に設問を設計できるので、必要な項目に対しての返信ができます。 その後は、電話とメールで顧客フォローしています。また、イベントや合同説明会の案内、未稼働となっている登録者の現在の状況収集などにも活用するようになりました。 SMSサービス導入後の効果は、日程調整の返信フォームの返信率が40%程度にアップし、来社予約率は従来よりも10%アップしました。 とくに日程調整の返信率がかなり上昇し、今まで電話で日程調整のためにかけていた電話の本数がかなり減り業務効率もよくなりました。 また、求職者・登録者からの返信内容に関しても大きな変化がありました。企業として本当に収集したい回答(情報)をダイレクトに得ることもできるようになりました。 参考:【導入事例インタビュー】株式会社ディンプル様「返信率40%!返信フォームをフル活用し来社予約率10%UP!」 | INST blog
SMS配信を行うメリット
ここでは、SMSを使って一斉配信をすることで、集客率にどのような影響があるかとそのメリットについて説明していきます。また、なぜ集客役立つのかについてもみていきます。
SMS配信はメールより相手に届きやすい
SMS配信は、相手の電話番号に直接メッセージを送る仕組みです。 メールで1件ずつ顧客に連絡すると、ある一定量はアドレスの変更などで相手に届かずに戻ってきてしまいます。 とくに、携帯電話やスマホを違うキャリアのものに買い替える場合、メールアドレスは引き継がれません。よって、新たにメールアドレスを取得するので、最初に登録していたアドレスにはメールが届かなくなってしまいます。 一方で、電話番号はそのまま変更せずに、新しい携帯電話やスマホで引き継いで使用する人が大変多いようです。現在は、携帯キャリアを変更しても番号を引き継ぐことができます。これにより、電話番号宛に送るSMSはより相手に届く確率が高くなります。
SMSは開封率が高い
近年多くの企業がSMSを使って連絡をする大きな理由の1つが、その開封率の高さです。 SMSは通常のメールとは別枠で送られますので、多くのメールの中に埋もれてしまうことがありません。 SMSが相手に届くと、ダイレクトに画面に表示されたり、メッセージが入った知らせるランプが点滅したりします。 メールの場合、今ではもう使われていないフリーメールの場合もあり、開封率はどうしても落ちてしまいます。 SMSの開封率は90%以上ですので、SMSは大変コストパフォーマンスが高い連絡ツールといえるでしょう。
電話番号さえわかれば送れる
SMSは電話番号がわかればメッセージをダイレクトに送ることができます。メール送信と比べると、相手はすぐにメッセージを確認できるので、メッセージを見逃す確率がより少ないといえます。 電話番号がわかれば送信できるとても便利なツールで、多くの企業でSMSを使うケースが大変増えています。 今まではメールが届かなかった人へ再度連絡するためには、電話や郵送を使う方法が一般的でした。しかし、SMS配信サービスを使うことで、相手に届くまでの時間が短縮できコスト節約にもつながっています。 参考:NTTコム オンラインが提供する安心のSMS送信サービス「空電プッシュ」の資料をダウンロード
ビジネス目的なら「SMS配信サービス」を利用するのが一般的
SMSを配信するには「SMS配信サービス」「スマホのメッセージアプリ」のいずれかの方法がありますが、ビジネスでの利用を前提としている場合は法人向けのSMS配信サービスの利用がおすすめです。 他の方法とは異なり1日に配信できる送信数上限がなく、アプリの利用状況にかかわらずSMSを配信できます。 SMS配信サービスを導入すれば、SMSの個別送信も一斉送信もパソコンから操作ができます。また、1日に送信できる送信数の上限はありません。 自社システムとAPI連携すれば、SMS認証も利用可能です。メッセージに顧客の名前を差し込んで一斉送信する「差し込み機能」や「予約送信機能」ができる法人向けのSNS配信サービスを導入すれば、集客や販売促進に活用できるでしょう。
SMS配信サービスを選択する場合の3つのチェックポイント
SMS配信サービスを契約して活用したい、というときにチェックしておきたいポイントは以下の3つです。 ポイント1. 接続方法が国内直収(ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイル)接続 ポイント2. 自社に必要な機能がある ポイント3. 送信元表示名を変更できる ここでは、それぞれのポイントを説明します。集客や売上アップにつなげたいという人はぜひ参考にしてみてください。
ポイント1.接続方法が国内直収(ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイル)接続
接続方法が国内直収接続がどうかを確認しましょう。 一言でSMS配信サービスといっても、インターネットの接続方式が2種類あります。1つが国際網接続で、もう1つは国内直収接続の方式です。 SMS配信でおすすめしたいのが、キャリア直収と呼ばれる国内直収接続方式です。 海外のサーバーを使う国際網接続よりも、直接接続する国内直収接続は、SMSメッセージの到達率がより高くセキュリティ面もより安全という特徴があります。 契約内容を見比べる際は、キャリア直収の国内直収接続方式であるかどうかもチェックしておくことをおすすめします。
ポイント2. 自社に必要な機能がある
自社に必要な機能があるかを確認しましょう。 例えば、一通のメッセージで多くの情報を配信したい場合は「長文送信機能」があるサービスを選びましょう。また、SMSは文字数に応じてコストがかかります。そのため、「短縮URL機能」に対応していると文字数を有効活用できます。 また、2段階承認のためのワンタイムパスワードの発行やクレジットカード決済のための本人認証などのSMS認証を行いたい場合は、「API連携機能」が必要です。 自社に必要な機能を見極めるには、「送信件数」「送信頻度」「送信したい文字数」「本人認証の必要性」を具体的にイメージすると良いでしょう。 参考:SMS送信で効果的な通知!目的別のおすすめサービス9選をご紹介! 【法人向け】SMSをPCから効率よく送る方法と、主要SMS送信サービス8選
ポイント3. 送信元表示名を変更できる
送信元表示名を自社専用の表示に変更できるかを確認しましょう。自社専用の表示に変更すれば、送信元がどこかを相手に認識してもらいやすくなります。 送信元表示名は「電話番号」または「アルファベット」で表示する2種類があります。アルファベットで社名やブランド名を表示すれば、SMSを受信した相手にどこからのSMSかをすぐに認識してもらえます。しかしアルファベット表示は、なりすましのリスクがあるため、自社の電話番号を送信元表示名にするのがおすすめです。 参考:SMSの一斉送信の方法を徹底解説!9つの主要SMS送信サービスもご紹介 【法人向け】SMSをPCから効率よく送る方法と、主要SMS送信サービス8選
おすすめSMS配信サービス3選
ここでは、ビジネスで活用できるおすすめのSMS配信サービス3社をご紹介します。取り上げるポイントとしては、直収接続可能で大手キャリアに送信可能、そして98%以上の到達率が見込めるサービスです。SMSサービスを選ぶ際の参考にしてみてください。
サービスのシェアNo.1の「空電プッシュ」
空電プッシュ 「空電プッシュ」はSMS配信サービスの中でも最大のシェアを誇る人気のサービスです。NTTグループが運営していて信頼性とセキュリティの高さにより、4年連続でマーケットシェアNo.1を獲得しました。 サポート体制も抜群で、24時間365日の有人監視と有人受付をおこなっています。一般的な「パソコンからの一斉送信・個別送信」から、「APIで連携したSMS認証」、「LINE「通知メッセージ」と連携した送信範囲の拡大」を紹介していきます。
パソコンからの一斉送信・個別送信
この方法は、シーンに合わせて一斉送信と個別送信を選ぶことができる方法です。パソコンでCSVファイルなどをアップロードし、宛先の電話番号を登録で同じ内容のメッセージを一斉に送信できます。 また、個別にメッセージ内容を変えたい場合は個別送信も選べる点も便利です。活用できるビジネスシーンは、出荷連絡や支払確認および催促、面接日や工事日などの大事な日程をお知らせするリマインダーとして、そして一斉にアンケート送信するときなどです。
APIで連携したSMS認証
空電プッシュのAPIを利用したシステム連携が可能です。システム連携は、トークンに加え、契約者自身が設定するセキュリティコードによる認証が可能で、高いセキュリティを確保できます。 利用用途としては、電話番号認証や、ID・パスワード自動発行などがあります。 24時間365日のサポートがついており、深夜にシステム等に問題が起こった場合でも対応してくれるので安心です。
LINE「通知メッセージ」と連携した送信範囲の拡大
LINEで友だち同士になっていなくても、携帯電話番号マッチングで、LINEへの通知メッセージを送信してから、届かなかった場合はSMSで送信する仕組みがあり到達率を維持することが可能になります。 例えば「ブックオフ」の買取査定サービスで導入されています。 参考:買取査定の待ち時間を無くした空電プッシュ for LINE(ブックオフ様ご利用事例) | SMS送信サービス「空電プッシュ」
【空電プッシュの料金】
要問合せ
2000社以上の導入実績「Media SMS」
Media SMS 「Media SMS」は、TOTOやニトリ、ソフトバンクなど大手企業の多くが導入している人気のSMSサービスです。国内で2,000社以上の企業が採用しているサービスで、日本国内だけでなく海外キャリアの端末に対してもメッセージ送信が可能です。 そして、最大の魅力はSMS到達率が99.9%と非常に高いことです。 大手キャリアの携帯電話・スマホにも直接接続が可能で長文メッセージにも対応しています。送信後の結果情報も参照でき、その後のサービス展開にも活かせるSMS配信サービスです。 メッセージ送信可能な文字数は次の通りです。
ドコモ:660文字au・ソフトバンク・楽天モバイル:670文字
Media SMSでは、外部からの大量の送信要求にも対応したSMS配信専用システムを使用しています。そのため、短時間で大量の配信を実現します。1時間で約30万通の配信、月間で約1億通以上のメッセージ送信が可能なサービスです。 さらに、SMSの中にはURLや電話番号のリンクも挿入できます。 このひと工夫で相手からの指定サイトへのアクセス率や企業への問い合わせ(レスポンス率)が今までよりもアップした、という意見も多数あります。 料金は従量制で課金されますので安心です。 ボリュームディスカウントもありますので、まずは公式サイトの送信フォームから問い合わせてみてはいかがでしょうか。
【Media SMSの料金】
初期費用:無料月額料金:公式サイトでは非公開 (月額基本料やSMS送信料は送信フォームから要問合せ)
使いやすさにこだわった「SMS Hana」
SMS Hana 「SMS Hana」は多様な機能があり使いやすさにこだわったSMSサービスです。標準でチャットサービスが付いていて、1時間で最大10万通までの一斉メッセージ送信が可能です。また、一斉送信以外にも個別のメッセージ送信にも対応しています。 また、パソコンからエクセルデータをアップロードする機能や、メッセージの文中に個別の宛名や文章を入れ込む機能など、多様な機能を備えています。 日本国内の正規ルート経由で、ドコモ・au、ソフトバンクの大手キャリアの直収接続方式です。 また、メッセージの到達率も99%以上と高い比率も魅力です。SMS Hanaで利用できるその他の機能は次の通りです。
短縮URL機能:追跡機能で「いつ・誰が・クリック数」の結果を追跡する誤送信防止機能:配信停止希望者へ送信しないためのブラックリスト登録が可能IVR(自動音声応答)連携機能:IVRと連携し音声ガイダンスに合わせてSMSを送信長文SMS機能:最大660文字までのSMSが送信可能(通常は70文字まで)
また、料金も大変わかりやすい体系になっています。初期費用や月額固定費が発生せず、送った分のみ料金が発生します。初めてSMSサービスを利用する企業や、気軽にSMSサービスを試してみたいという企業にもおすすめしたいサービスです。
【SMS Hanaの料金】
初期費用:無料月額料金:無料(IVR接続は別途見積が必要)送信料金:1通8円~で到達したメッセージのみ発生。ボリュームに応じ料金設定が違う(詳細は要問合せ)
まとめ
多くの人がスマホや携帯電話などを使用している現代においては、従来のメール送信や電話によるプロモーションや連絡よりもSMSを使った情報発信が効果的です。 SMSを使ってメッセージを送ることで、短時間でよりたくさんの人にさまざまな内容のメッセージを送信できます。到達率が98%以上というサービスがほとんどで、メールよりも確実に相手にメッセージを送ることができます。 また、SMS配信サービスは一方的にSMSを顧客に送るだけでなく、相手の返信に合ったメッセージを返す機能などもあり、顧客サービス面でも大いに活用できる点も魅力です。 ビジネスの効率化や集客アップなど幅広い活用ができるSMS配信サービスをぜひ使ってみましょう。 失敗しない!SMS配信サービスの選び方を徹底解説